叱るより褒める!
図書館で見かけて手に取ったこの本。なかなかのアタリでした!
「コモンセンスペアレンティング」という理論をもとにした、しつけについての本。
叱るより褒めるほうが効果的だというのはよく聞く話ですが、それがなかなか実践できない。
知っていることとできることというのは別なんですよね…。
この本では、色々なシチュエーションを想定して、実際にどのように対応するかを考えてみましょう♪という練習コーナーがたくさん用意されています。事前にシミュレーションすることによって、現実に起こったときに対応しやすくなる、そうです。イメトレですね。
なるほど、と思ったことをメモしておきます。
【どならなくてすむコミュニケーションの4つのコツ】
スーパーで走っている子どもを注意するシーンを想定して…。
①行動を具体的に表現すること。
これは、言ってしまいがちな「いい加減にしなさい!」とか「ちゃんとしなさい!」では子どもには全然伝わりませんよ、ということです。
この場合だと、「走らないで」と具体的に伝えること。
②肯定的表現を使うこと
「走らないで」じゃなくて、「ママのそばを歩いて」のほうがより分かりやすい。
③共感的表現をする使う
「走りたい気持ちは分かるよ、でもね、ママのそばを歩いて欲しいの」という表現になりますね。
ここまでくると、確実などならなさそう。
④環境を整える
これまでの3つは言葉でしたが、これは態度?の話。
子どもと目線を合わせたり、お家にいてテレビとかついてるなら消したりして、子どもが話に集中できる環境を作ってあげましょう、ということです。
【効果的なほめ方の4つのステップ】
叱るより褒めたほうが効果的に、して欲しい行動へ誘導できるそうです。
その際に、以下を踏まえた褒め方をするとより効果的!
①賞賛を与える
②良い行動を具体的に表現する
③子ども側の理由を話す
④良い結果を与える
先ほどのスーパーの例で、子どもが走らずにいたことを褒めるとしたら、
「偉いねー!◯◯ちゃん、ママの横歩けたねー!走らないで歩けたから、一緒にお買い物楽しめたね♪」よしよしする
こんな感じでしょうか。
④のいい結果というのは、手を繋ぐとかよしよしするとかそういうのにしておくのがコツらしいです。お菓子を買ってあげるだとご褒美になっちゃうので、あくまでも「いい結果」程度。
とはいえ、筆者も繰り返し述べていたのですが、いつも実践できるわけではないし、どなるのを0にするなんでムリ!
気持ちにゆとりがあるときに実践して、どなる回数が10から6になるといいな、というおおらかな気持ちでやるといいそうです。
あと、この技術は子どもだけではなくパートナーにも応用可能だとか。
家族みんなが気持ち良く過ごせますように♡